ビタミン、ビタミンの種類、ビタミンのはたらき
 ビタミン、ビタミンの種類、ビタミンのはたらきについて説明しています
ビタミンとは
ビタミンはラテン語のVITA(生命)を語源です。「ビタミンとは、生物が正常な生理機能を営むために、その必要量は微量であるが、自分ではそれを生成、合成できず、他の天然物から栄養素として取り入れなければならない一群の有機化合物です。」

ビタミン欠乏症とは

ビタミンは、食物の成分のうち、炭水化物、脂質、たんぱく質以外の有機化合物で、体構成成分やエネルギー源にはなりませんが、人間が1日に必要な量はmgとか、時にはそれの1000分の1のμg単位で表されるような微量で、人間の健康保持に必要不可欠なものです。また、人間の体内で合成できないために、食物から摂らなければなりません。栄養素の利用を高め、代謝をスムーズにする働きのため、しばしば3大栄養素をガソリンにビタミンを潤滑油に例えられます。人間に必要なビタミンは、13種類あります。その他に、ある種の動物に必要なものや、ビタミンと近い関係にあるビタミン様物質と呼ばれるものもあります。
ビタミンは、それぞれ特有の作用があり、極く微量で健康維持ができます。偏食や誤ったダイエットなどでは色々なビタミンが不足しやすくなり、不足しているビタミンによって色々な障害が現れます。
欠乏症状はいつも肉眼的に明らかに現れるとは限りません(潜在性欠乏症)。進行してから初めて明らかになることがあります。また、ビタミンB1が不足していなくても、著しく炭水化物を多く摂取している場合にはバランスがくずれ、脚気のような症状がでます。1種類のビタミンが欠乏していることは稀で、数種類のビタミンが欠乏していることが多々あります。ビタミンB2、B6、B12は脳からの色々な刺激を伝えるのに大切な役割を果していますが、不足すると、倦怠感やしびれなどが見られます。
小児期にビタミンB1、A、E、Dなどが不足すると正常な成長が障害されます。ビタミンE、D2、Cが不足すると脂質が酸化され、色々な疾患の原因になります。疫学的にビタミンA、C、E、カロテンの血液濃度が低い人や摂取量の少ない人にある種のがんの発生率が高いことも知られています。胃内では、発がん性物質が作られることがありますが、ビタミンCは発がん物質の生成を抑制します。健康維持に必要なビタミンは微量ですが色々な食品からバランス良く摂ることが大切です。

ビタミンの効用と上手なとり方
気軽にビタミン剤を利用する人が増えている。健康を守るために欠かせないのはもちろんだが、成人病、老化、がんの予防にも有効といった研究報告が発表されるにつれて、健康維持と病気予防の両面から関心が高まっている。そこでビタミンにはどんな効用があるのか、どうすれば上手に摂取できるのかを考えてみたいと思います。

ビタミンは体内で具体的にどんな働きをしているのでしょうか
ビタミンは、糖質、たんぱく質、脂質という3大栄養素が血や肉、あるいはエネルギーをつくる化学反応(代謝)を助ける役目をしています。現在ビタミンとして認められているのは13種類。主なビタミンの働きと効用を簡単にまとめてみました。
  ビタミンA 目の機能を正常に保ち、粘膜や皮膚を強くする。
  ビタミンB群 糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促進する。B6は糖尿病やアレルギーに、B12と葉酸は貧血に効果がある。
  ビタミンC 毛細血管、歯、骨などの結合組織を強固にするのが主な働き。病気に対する抵抗力を高め、しみやそばかすを防ぐことはよく知られている。ストレスを軽くする“抗ストレス効果”も見逃せない。
  ビタミンD カルシウムの吸収を助けて骨や歯を強くする。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)予防に有効。
  ビタミンE 老化を促進する有害物質・過酸化脂質ができるのを防ぐ“抗酸化作用”が注目を浴びている。善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防する。

ビタミンAとカロチン

ビタミンAの効能
ビタミンAの効能は、古代エジプト時代から、経験的に知られていたようです。パピルスにすでに「雄牛の肝臓は夜盲によい」と記されていたといわれます。ビタミンAが不足すると夜盲になるほか、皮膚の粘膜がおかされて感染症にかかりやすくなることがわかっています。
しかし、近年の安定した食糧事情のもとではビタミンAの極端な欠乏はみられず、栄養素としてのビタミンAに対する関心はうすれていました。ところが最近になって、がんとビタミンAとの関係が注目されています。


ビタミンAの働き
1 夜盲とビタミンA 私たちの目の網膜には、うす暗い光のもとで明暗を区別する桿体細胞と呼ばれる細胞があります。この桿体細胞には、視紅(ロドプシン)という、光を感じる色素が含まれており、ビタミンAはこの視紅の構成成分として働いています。そのため、ビタミンAが欠乏すると視紅が不足して、夕方になると目がみえにくくなったり(夜盲)、急に暗い所に入ったとき目がなれるのに時間がかかるようになります(暗順応遅延)。
2 生体膜とビタミンA ビタミンAには、皮膚や粘膜の上皮組織を正常に保つ作用があると考えられています。ビタミンAが欠乏すると、上皮組織の粘膜にうるおいをあたえている粘液の分泌がわるくなり、かさかさになってきます。とくに呼吸器系の粘膜(肺や気管)が角質化して、細菌やウイルスにおかされやすくなります。ですからビタミンAが不足すると肺炎や気管支炎になりやすいのです。その理由は、粘膜の表面を保護している粘液の主成分(糖たん白質)の合成にビタミンAがかかわっているためです。 
一方、小腸粘膜が角質化すると、栄養素の吸収もわるくなります。

人間では確かめられていない働き
 味覚異常とビタミンA
ビタミンA欠乏の動物に味覚障害のおこることが知られています。人間でも、急性肝炎など肝臓に障害をおこした患者は、血液中のビタミンA濃度が低下し、食欲も減退しますが、病気の回復とともに食欲がもどることから、ビタミンAの欠乏が味覚や嗅覚とかかわりがあるのではないかという報告があります。また、極端にビタミンAが欠乏した動物や人間では、難聴がおこるという報告もあります。いずれも、そのくわしいことはまだよくわかっていません。
 ストレスとビタミンA
戦場などで、強い精神的・肉体的ストレスが加えられると、血液中のビタミンA濃度が低下するという報告があります。 しかし、日常の生活からうける程度のストレスでビタミンA濃度が下がるかどうかは、いまのところ不明です。


ビタミンAはどのくらいとればよいか
日本人のビタミンA1日の所要量は、たとえば成人の場合、15歳以上の男子で1日2000IU、女子では男子との体格差を10%とみて、1800IUと定められています。ビタミンAの摂取量は、全国平均でみた場合には高い水準にありますが、地域や世帯あるいは個人別にみた場合には差がみられることなどを考慮して、所要量には50%の安全率を見込んで決めてあります。
したがって、この所要量だけとっていれば、健康な人では欠乏におちいることは、ありません。
現在、日本人のビタミンAの1日の摂取量は、全国平均値でみる限り、1日2000IUをこえており、おおむね良好な状態にあります。ただし、この数字は平均値なので多くとりすぎている人がいる一方で、所要量を下回っている人もいると思われます。

ビタミンB1
かつてわが国では、ビタミンB1の欠乏でおこる脚気は国民病ともいわれ、広くまん延した病気でした。そして、第2次大戦後、食物が豊富にいきわたり、国民の栄養状態がよくなるにつれて、こうした病気もすっかり影をひそめていきました。

B1の働き
ビタミンとは、食物の成分のうち、糖質(炭水化物)、脂肪、たんぱく質以外の有機化合物で、人間の健康保持のために欠かせないものです。必要量はごくわずかですが、人間の体内では合成できないので、食物として摂取することが必要です。
それでは、摂取されたビタミンB1が、どのように吸収され、体内でどのように利用されていくかを述べましょう。

ビタミンB1はどれくらいとればよいか
 1 ビタミンB1の1日所要量
脚気などの欠乏症を防ぎ、また健康の保持・増進のために、1日にどれくらいのビタミンB1をとればよいのでしょうか。 わが国のビタミンB1所要量は、エネルギー摂取量1000kcal当たり0.4mgと算定されています。
 ・成人男子で1日1mg、成人女子では0.8mgを目安に
おおざっぱな目安を示すと、標準的な成人男子では1日に2500kcalの食事なのでビタミンB1を1mg、女子では1日2000kcal食べるとして0.8mg程度のビタミンB1をとる必要があります。
年齢、体重、仕事の量などによって摂取するエネルギー量(食事量)は異なり、ビタミンB1所要量もちがってきます。個人個人の生活条件に合わせて、適切な量のビタミンB1をとることが大切です。
 2 ビタミンB1の需要を増す要因
 ・激しいスポーツや肉体労働
一般に、激しい運動や労働をすると、エネルギーが多く消費され、それに伴って食事の摂取量もふえてきます。1日に3500kcalの食事をする場合には、ビタミンB1を1.4mg程度とらなければなりません。
 ・糖質の多い食品のとり過ぎ
ビタミンB1は糖質の代謝に欠かせないビタミンです。糖質の多いインスタント食品、清涼飲料、甘いお菓子などをとり過ぎると、ビタミンB1の需要が高まります。それだけでなく、このような食生活では食事中に含まれるビタミンB1量も不足がちなのがふつうです。所要量を下回らないよう注意してください。

ビタミンB1が不足するとどんな症状がおこるのでしょう
 1 不定愁訴、脚気様愁訴
ビタミンB1の不足状態がつづくと、はじめはだるさだけですが、そのうち、食欲不振、肩こり、頭重、めまい、下肢のしびれ感、息切れ、動悸などさまざまな症状を訴えてきます。これを「脚気様愁訴」といいます。
 ・脚気と似た症状をおこすもの
これと似たような症状を示すものに、不定愁訴症候群、あるいは自律神経失調症があります。
また、いわゆる“夏バテ”もそのひとつです。脚気は夏に発生することが多いので、だるさや食欲不振が夏におこり、だんだんひどくなっていくときは、あたまから夏バテときめつけずに、脚気ということも考えて医師の診断をうけることが大切です。
 2 神経障害
 ・末梢神経障害
ビタミンB1欠之状態になると、末梢神経がおかされてきます(脚気による多発神経炎)。
下肢にびりびり感や、灼熱感がおこり、知覚がにぶくなります。やがて運動神経の麻卑がきて、下肢の力がぬけたようになり、つまずきやすくなります。
 ・ビタミンB1欠乏と中枢神経障害
アルコール依存症患者がかかるといわれている病気のひとつに、ウエルニッケ脳症があります。この病気では、主として中枢神経がおかされ、眼球運動障害、意識障害、よろめき歩行などの症状がおこります。
ビタミンB1剤を大量に投与すると効果がみられることから、ビタミンB1欠乏を含む栄養障害が原因ではないかと考えられていますが、詳しいことはまだわかっていません。

ビタミンC
ビタミンCの歴史は壊血病の歴史でもあります。15〜l6世紀の大航海時代、歯ぐきなどから出血し、やがて死に至る壊血病は、船乗りにとって悪魔のような恐ろしい病気でした。やがて、レモンやオレンジを食べると壊血病が回復し、病気そのものにかからないことが判明するのですが、壊血病がビタミンCの欠乏によることがわかったのは、20世紀に入って、ビタミンCが発見された以後のことです。ビタミンCは、別名をアスコルビン酸と呼ぼれますが、これは「壊血病を防ぐ酸性物質」という意味です。

ビタミンCの働き
 生理作用の報告
 ・過酸化脂質の生成を抑える
脂肪をとりすぎると、そのなかの不飽和脂肪酸が過酸化されて、過酸化脂質ができます。血液中のビタミンCがある一定量をこすと、過酸化脂質の量が抑えられ、また、過酸化脂質の生成を抑える作用があるとされているビタミンEと共存すると、ビタミンEの作用を増強するという報告があります。
 ・ビタミンC欠乏が長くつづくと、肝臓の解毒物質が減少する
肝臓は、薬物や環境化学物質などの解毒を担っていますが、ビタミンCの欠乏状態が長くつづくと、肝臓で生成される解毒物質が減少していくという報告があります。
 ・そのほかの生理作用
 ・フェニルアラニン、チロシンなどのアミノ酸の代謝に関与する。
 ・血管壁を形成するアミノ酸を多く含むコラーゲンの生成に関与する。
 ・鉄を二価鉄(有効鉄)とし、吸収率を高める。

ビタミンD
ビタミンの性質は大きく2つに分けることができます。1つは、水に溶けやすく、比較的短期間に尿中へ排泄される水溶性ビタミン。もうlつは脂に溶けやすく、ある程度の期間、からだのなかに蓄えることのできる脂溶性ビタミンで、ビタミンDはこの脂溶性ビタミンの1つです。

ビタミンDの働きとカルシウムとのかかわり
 ・カルシウムはビタミンDがなければ体内に吸収されない
骨や歯はカルシウムから作られますが、カルシウムが骨や歯になるためにはビタミンDが欠かせません。体重50〜60kgの成人には、約lkgのカルシウムが含まれています。そのうち99%が骨や歯に、残りのl%が筋肉や血液などに含まれています。骨のなかのカルシウムは骨塩のかたちでリンといっしょになって骨を作っています。
食物のなかに含まれているカルシウムは小腸で吸収されますが、このとき活性型ビタミンDの手助けがなければ、カルシウムは吸収されにくいのです。
 ・活性型になってはたらくビタミンD
ビタミンDはそのままの形では作用することはできず、身体の中で活性型に変わることが必要です。
ビタミンDは食品から摂取するほか、皮膚でもつくられていますが、いずれも肝臓や腎臓で活性型ビタミンDになってはじめて、体内で作用することができます。
 ・骨は毎日生まれ変わる
骨は成人になると一生変化しないように見えますが、毎日つくり替えられています。1日に約500mgのカルシウムが骨から血液中に溶け出し(骨吸収)、同時に同じ量のカルシウムが血液中から骨へ沈着して新しい骨をつくっています(骨形成)。

ビタミンE
ビタミンは体外から食物としてとらないといけません。ビタミンは、エネルギー源とはなりませんが、私たちのからだが正常な生理機能(物質の代謝など)をいとなむのに、大切な役割を果たしています。同じような働きをするものとしてホルモンがありますが、ビタミンはホルモン(内分泌腺から分泌される)とちがって、体内では合成されません(合成されたとしても不十分です)。
ですから、ビタミンは、体外から、食べ物として摂取する必要があるわけです。そして、とり方が少ないと、欠乏症をおこすことがあります。たとえば、ビタミンCが極端に不足すると、壊血病(歯ぐきから出血したりなど)をおこすのは、よくご存じでしょう。ただ、ビタミンEの場合は、ほとんどの食品に多かれ少なかれ含まれていますので、普通の食事をとっているかぎり、欠乏症はみられません。

ビタミンEの働き
からだの中で、吸収されたビタミンEは、細胞や細胞の膜の機能を安定に保つために「抗酸化物質」として作用しています。
細胞の膜(生体膜ともいいます)の主な成分はリン脂質といって、酸素によってこわされやすい不飽和脂肪酸を多量に含んでいます。この脂肪酸は、酸素による酸化をうけると、過酸化脂質という有害な物質に変わりやすいのです。このような反応を過酸化といいます。植物油とかバターなどが古くなるといやな臭いをさせるようになりますが、これも過酸化が関係している例です(このことを油の“酸敗”といいます)。
そして、細胞の膜に過酸化脂質がいったんできはじめると、どんどん増え、細胞の正常な働きを失わせてしまうことになります。
しかし、人間のからだは、こうした有害な物質が増えていくのを、だまって見すごしているわけではありません。私たちの体内には、このような有害物質から守る作用を用意しています。そのひとつが、ビタミンEで、酸化を防ぐ物質(抗酸化物質)の代表です。同じように抗酸化力をもつものとして、ビタミンA、カロテン(ニンジンなど緑黄色野菜に多く含まれる)やビタミンCが知られています。

ビタミンEの吸収
食物中に含まれるビタミンEは脂溶性ビタミンなので、脂肪に溶けた状態で、小腸から吸収されます。小腸で吸収されたビタミンEは、肝臓に入り、からだのいろいろな組織-皮下脂肪、筋肉、肝臓、骨髄、その他の臓器へと運ばれていきます。健康なおとなの場合、体内に保有されているビタミンEは、約3gといわれています。
 ・余分なものは体外へ排泄されてしまう
からだの中に入ったビタミンEは、体内に十分な量が保有されていれば、余分なビタミンEの大部分は、からだの外へ便として排泄されてしまうと考えられています。

ビタミンK
ビタミンKは、出血に関係するビタミンとして知られてきました。しかし、体内におけるその詳しいはたらきがわかってきたのは、最近のことです。
ビタミンKは、成人では、食事からの摂取と腸内細菌によって合成されたものの吸収により十分供給できるので、まず欠乏することはありません。ところが、生まれたての赤ちゃんでは、ビタミンK不足から出血症がまれにおこることがあり、問題になっています。また、老人でも血液中のビタミンK量が低く、これが骨粗鬆症(骨がもろくなる病気)の一因となっているのではないかといわれはじめました。
そこでここでは、ビタミンKのはたらきについての新しい知見をまじえながら、乳児のビタミンK欠乏症や老人の骨粗鬆症をおこさないための注意について考えることにします。

ビタミンKとはどんなビタミンか
ビタミンKは、ビタミンA、D、Eとともに脂溶性ビタミンの仲間で、自然界では脂質の中に溶けこんで存在しています。

ビタミンKのはたらき
私たちのからだには、じつに巧みなしかけがいっぱいありますが、出血(外傷)に対する防御機構もその一つです。たとえば、けがをすると血が出ますが、すぐに血は固まって、それ以上の出血を防ぎます。もしも血が固まらなかったら大変です。しかしまた、血管内で固まってしまっても困るわけです。

 血が固まるとはどういう現象でしょう
血が固まる現象(血液凝固)は、複雑な連鎖反応によっておこる現象で、これには血液中に存在する多くのたんぱく質のほか、カルシウムなどが関係しています。これらの血液凝固に関連する重要なたんぱく質のいくつかのものは、ビタミンKのはたらきがないとその機能を果たせないのです。
 ・血の固まる現象の最終段階
出血した血液は、最終的には、血漿中に溶けこんでいるフィブリノーゲン(線維素原)というたんぱく質が、トロンビンというたんぱく質の分解酵素のはたらきで、フィブリンという硬い線維状のたんぱく質にかえられ、このフイブリンが血球などを網状にからめて、血が固まります。
 ・トロンビンはプロトロンビンからカルシウムイオンの力で転換される
トロンビンは、プロトロンビン(“プロ”とは前駆体という意味)というたんぱく質からつくられますが、そのときやはり血液中に存在するカルシウムイオンと強く結合しないとトロンビンにはなれません。カルシウムイオンと結合していつでもトロンビンになれる条件をそなえたプロトロンビンを、活性型プロトロンビンといいます。
そして、プロトロンビンがこの活性型プロトロンビンになるためには、ビタミンKのはたらきが必要なのです。

 血液凝固因子とビタミンKのかかわり
動物を用いた研究で、次のようなことがわかっています。
プロトロンビンは肝臓でつくられますが、そのときビタミンKが欠乏していると、よく似たたんぱく質はできるのですが、それは血液凝固を行う力をもっていないのです。そして、ビタミンKを与えると、この凝固力をもたないたんぱく質はプロトロンビンに変わります。どうしてこうした現象がおこるかを調べたところ、ビタミンKが、この凝固力をもたないたんぱく質に、カルシウムと結合する力を与えるはたらきをしていることがわかりました。
注意:当ホームページは、エ-サプリメント によって、制作、管理、運営されております。
よって、内容、画像などを権利者に無断で複製、改変、第三者への譲渡、販売、頒布など、行うことを固く禁止致します。
Copyright c 2005 ASSOCIE.Co Ltd, All rights reserved