自律神経失調症の治療は心と体の両面から治療を行うことが大切です。
自律神経失調症の治療は薬をのんで安静にしていれば完治する病気ではありません。
自分から治そうという意欲が必要です。また、自律神経失調症は、精神的な要素が大きくかかわっている病気であるため、治療は心と体の両面から行うことが基本で、そのうえで、さらに環境をととのえたり、生活を規則的にしたり、ストレスをコントロールします。 |
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自律神経失調症の治療の第一段階は休養やリラックスとともに、まず症状をやわらげるための薬物療法を行います。
●抗不安薬
心身の緊張をほぐし、心をおだやかにする薬で自律神経失調症の治療薬の中では最も多く使われています。抗不安薬には、脳の視床下部に作用して、心身の緊張をほぐし、こころをおだやかにし、なおかつ自律神経系を安定させる働きがあります。不安やイライラ感を解きほぐすことによって、頭痛やめまい、動悸、ふらつきなどの身体症状を軽くしてくれます。また、不眠にも効果があります。
●自律神経調整薬
自律神経の中枢に直接作用してバランスをととのえる薬で、抗不安薬にくらべて作用はおだやかです。自律神経のコントロールセンターは間脳の視床下部にあります。自律神経調整薬はこの視床下部や、大脳辺縁系、あるいは交感神経や副交感神経の末梢に直接作用して、バランスをととのえ、自律神経本来の調節機能をとり戻す薬です。
●睡眠薬
不眠を解決してくれる薬ですが、依存症にならないためには、自分なりに工夫をし、短期間で縁を切ることが大切です。
●抗うつ薬
落ち込んだ憂うつな気分をなくし、意欲をわかせる薬。効果があらわれるまでに時間がかかります。抗うつ薬は、脳細胞をつなぐシナプス内で、アドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質
の濃度を保つ作用があり、精神活動を盛んにします。また、抑うつ状態や悲哀感をやわらげると同時に、行動や思考面での抑制をとり除き「何かしてみよう」という意欲をわかせてくれます。
自律神経失調症の治療理学療法は指圧やマッサ−ジ、温熱療法等の理学療法により改善されるものもあります。理学療法によって、とりあえず体にあらわれる症状を取り除き、そのあとに心理的な療法によってじっくりと治していくのもひとつの方法といえます。
自律神経失調症の治療心理療法は病気を起こすもととなっている問題をさがし解決し、さらに自分でストレスをコントロールする方法を身につけてもらうなどして、社会にうまく適応できるようにしていくのが心理療法です。
●心理療法の基本
@患者さんの悩みを十分に聞き、患者さんが心の洗濯ができるように手助けする。
Aよく病気の説明をして、自律神経失調症は必ず回復する病気であることを患者さんに納得sてもらう。
B自律神経失調症を引き起こした、そのストレスの原因を理解する手助けをする。
Cストレスを受けていながら、それに気がついていない人には、ストレスの種類をみきわめ、それを解決する手助けをする。
D性格的にストレスに耐える力が弱い人の場合は、ストレスに強い心を育てるように手助けすをする。
心理療法は補足的なものと思われがちですが、神経症では最も重要です。心身症やうつ病でも薬による治療療法が必要です。
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