病 名 |
病気の内容 |
主な症状 |
治療法 |
子宮内膜炎 |
子宮内膜が何らかの病原菌の感染を受けてる病気。膣炎や子宮頸管炎が子宮内部にまで広がって起こることが多い。 |
不正出血、下腹部の不快感や下腹部痛、腰痛、おりものの増加など。 |
抗生物質を使用。ひどくなると入院が必要なることもある。 |
子宮膣びらん |
重層扁平上皮という組織のおおわれているはずの子宮膣部が、子宮頸管をおおっている円柱上皮という組織に広くおおわれてしまうもの。肉眼で見ると子宮膣部が赤くただれて見えることから「びらん」と呼ばれる。 |
おりものの増加、不正出血。 |
ひどい症状がなければ治療の必要はない。症状がひどい場合冷凍凝固、レザー治療などでびらんを破壊し、重層扁平上皮の再生をはかる。 |
グラミジア頸管炎 |
子宮頸部がグラミジアに感染する病気。 |
脳のような黄色きて粘り気のあるおりものが出る。子宮が赤く腫れ上がってただれたようになるため、性行為のあとに出血することも。 |
抗生物質や抗菌剤、消炎剤などを使う。治療中の性行為は禁止。 |
子宮頸管ポリープ |
子宮頸管の粘膜が増殖して子宮口から垂れ下がる病気。ポリープの大きさは2〜3ミリのものが多い。 |
痛みのないのがほとんどだが、おりものが増える。不正出血が起こることがある。 |
鉗子を使ってポリープをねじる取る。ほとんどの場合、入院の必要はない。 |
子宮内膜ポリープ |
子宮内膜が過剰に増殖してポリープが形成される病気。ホルモンバランスの崩れなどによって起こる。子宮体がんとの識別が大切。 |
過多月経、不正出血、月経不順、月経困難症、不妊など。 |
子宮鏡による手術で切除する。おなかを切ることもなく、ほとんど場合、入院の必要はない。 |
子宮頸がん |
子宮頸管に発生するがん。子宮がんの8割を占める。 |
初期のうちはほとんど症状がない。進行すると不正出血や悪臭のするおりもの、下腹部痛などが起こる。 |
初期の段階であれば、レザー光線で焼却したり、患部を切除することにより、子宮を残して治療することができる。 |
子宮体がん |
子宮体部に発生するがん。近年増加している。妊娠、出産を経験していない人、回数の少ない人は発生頻度が高くなり、40代〜60代の女性に多くみられる。 |
初期のうちはこれといった症状はない。進行すると不正出血、下腹部痛、おりものの増加などが起こる。 |
初期であれば子宮のみを摘出する。進行した場合は子宮以外の臓器の摘出が必要なることもある。 |