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病 名 |
症 状 |
心身症群 |
胃潰瘍・十二指腸潰瘍 |
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状は吐血・胃痛・吐き気・胸焼けなどで、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因として多いのはストレスや不規則な生活習慣です。 |
潰瘍性大腸炎 |
潰瘍性大腸炎は、激しい腹痛とともに粘液や血液の混じったひどい下痢が起きる原因不明の病気です。免疫学的反応に起因する他、脂肪代謝(エイコサノイドの代謝)、ストレスの影響も重要と考えられています。 |
過敏性腸症候群 |
下痢、便秘、交替性便通異常(下痢と便秘が交互に起こる)と腹痛がおもなものです。腹痛は必ずしも痛む場所が一定しません。近年、社会生活の複雑化に伴い、日常的に種々のストレスが加わるようになり、この病気が増加してきました。 |
神経性嘔吐 |
嘔吐の症状は、人それぞれで吐き気はするが嘔吐はしない、 激しく嘔吐する症状が続き、点滴治療が必要、吐き気(嘔吐)がある時期と、まったく症状がない時期を繰り返、
摂食障害へと移行していくなど。胃に病変があるのではなく、精神的なストレスによって引き起します。 |
本態性高血圧症 |
本態性高血圧症の原因ははっきりしませんが、引き金になる要因としては、加齢やストレス、塩分、高カロリーの食事、性別、家族歴、運動不足、酒、タバコなどが考えられます。 |
狭心症 |
現代人は、ストレスのかたまりといわれていますが、ストレスが高じるとホルモンのバランスが崩れ、血圧が上昇したり、冠状動脈が収縮し、血栓ができ易くなり狭心症や心筋梗塞を起こしやすくなります。 |
過呼吸症候群 |
過呼吸症候群とは、ストレスなどの原因で呼吸過多になり、頭痛やめまい、手の指先や口のまわりのしびれ、呼吸困難、失神など、さまざまな症状を起こすものです。 |
気管支ぜんそく |
不安にかられていると、緊張から呼吸数が増えてますます呼吸し喘いでしまいます。もともと「気管支ぜんそく」を持病にもっている人がストレスを受けると、それがきっかけになってぜんそく発作が起きることも多いものです。それがいわゆる『ストレス性ぜんそく』です。 |
甲状腺機能亢進症 |
心理的なストレスが、バセドウ病の発症だけでなく経過にも影響を及ぼすことを示唆する報告がされています。 |
偏頭痛 |
睡眠不足が続いたり、疲れがたまる過労状態、仕事・人間関係などのさまざまな精神的ストレスは脳に影響を与えます。過労やストレスなどで脳が緊張状態になると、脳内の血管が収縮し、その後反動で血管が拡張するため、偏頭痛が起きやすくなります。 |
筋緊張性頭痛 |
筋緊張性頭痛とは、頭部(頭蓋骨)の周囲を取り巻く筋群の持続的な緊張によって引き起こされる頭痛です。心理的なストレス、身体的過労、上肢の過度の使用などで生じてきます。 |
書痙 |
書痙とは、字を書こうとすると、疼痛(とうつう)あるいはけいれんや不随意運動(ふずいいうんどう)などにより、字を書くことができなくなる病気(書字困難)です。心理的ストレスなどの要因が影響しており、心身症と考えられます。 |
痙性斜頸 |
主な症状は「首が曲がって前を向けない」ということです。ストレスで頸や肩の筋肉が緊張しすぎるとバランスがくずれて一方へ曲がるという結果になります。 |
関節リウマチ |
リウマチ患者さんの約3分の1がストレス(出産、過労、体の冷えなど)が原因となって発病したといわれています。最近の研究では、ストレスが過多になると免疫能力の異常をきたすという報告もあります。 |
腰痛症 |
心因性腰痛は、痛み的にはただの腰痛にそっくりで、気がつかない人がほとんどです。ストレスがなくなって、すぐに腰痛がなくなるといったケースがみられます。 |
頚肩腕症候群 |
頸、肩、腕から手指に及ぶ疼痛、麻痺、冷えなど神経や血管の症状を訴えるものを頸肩腕症候群と呼びます。一定の姿勢で長時間作業するような職業の人に見られるような筋緊張、またストレスなどが影響として考えられます。 |
緑内障 |
目が疲れると涙の循環が悪くなり、網膜に流れる血液の量も少なくなります。さらに、ストレスが加わると気のめぐりも悪くなって、緑内障が発症しやすい環境をつくってしまいます。 |
メニエール症候群 |
典型的なメニエール病は回転性めまい、難聴、耳鳴りが連動して起こります。めまい発作は不定期に繰り返し、往々にして精神的ストレスや過労時が発作の誘因となります。 |
円形脱毛症 |
円形脱毛症の原因の1つに、ストレスも考えられています。度を越してストレスを抱えることで頭皮が縮んでしまい、抜け毛や薄毛になるのではないかと考えられています。 |
インポテンツ |
日常のちょっとしたことがストレスとなり、それが原因でEDを起こす場合です。 |
更年期障害 |
のぼせ・ほてり・多汗、めまい・耳鳴り、頭痛・頭重、肩こり・関節痛・腰痛、身体的要因と精神的ストレスとが作用し合うため、更年期障害とストレスの問題は、切り離して考えない訳にはいきません。 |
神経症群 |
心臓神経症 |
心臓そのものには異常がないにもかかわらず、心臓に関連した症状を訴えるこのような症状を、心臓神経症といいます。性格が、身体への不安ストレスを増幅します。 |
胃腸神経症 |
胃腸の病気はストレスによっても起こります。人の心と体の機能は密接に関連しているため、精神的・身体的ストレスがさまざまな身体疾患を引き起こします。 |
膀胱神経症 |
膀胱炎とは、膀胱内に細菌(大腸菌やブドウ球菌など)が侵入・繁殖することで炎症が起こる病気です。 身体の抵抗力や免疫力が弱まると細菌
が侵入、繁殖しやすく、ストレス、過労にも注意しましょう。 |
神経症 |
心臓神経症に限らず、神経性○○病といわれるものは同じような原因で起きていると考えられます。性格が、身体への不安ストレスを増幅しがちになるのですから、このような症状に悩む人は、その不安が新たなストレスになって悪循環が深まってしまわないようにしましょう。 |
不眠症 |
睡眠・覚醒リズムをつかさどる生体時計は、脳の中の視床下部の近くにある視交叉上核というところにあります。そのため、視床下部を経由して全身に伝達されるストレスなどの心理的な影響を受けやすいのです。 |
自律神経失調症 |
私たちのからだには、自分の意思とは関係なく自動的に働いて体の環境を調節する自律神経があります。自律神経には交感神経と副交感神経というたがいに正反対の働きをする二つの神経がバランスをとりながら機能しています。そして、この二つの神経の働きのバランスがストレスなどにより崩されと、「だるくて辛い」「動悸が激しい」「頭痛がする」「眠れない」などといったからだの変調を示すことになります。 |
うつ状態 |
神経症的抑うつ状態 |
いわゆるノイローゼのことですが、その主たる症状である不眠や不安感、抑うつ感、いらつき、疲労脱力感といった自覚症状はだれでも多少なりとも感じるものです。原因はストレスにあります。 |
反応性うつ病 |
心理的負担とともにうつ病が起こることを「反応性うつ病」と言います。国際的には認められていませんが、反応性うつ病もストレスが原因と言えます。 |